技術紹介

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高い専門性とプロアクティブな技術

NSPは創立以来、高い専門性とプロアクティブな技術に立脚した事業展開を行ってきました。特許取得技術を始めとする自社開発技術に加え、数々の海外パートナーの優れたテクノロジを国内向けにカスタマイズし導入。NSPのノウハウを付加し、価値の最大化を図っています。

水殺菌浄化技術 NSP・MIOX

米国国防総省がロスアラモス技術連合に委託して開発した水殺菌浄化技術。人体に極めて安全な塩と水だけで、VXガス、サリン等の化学兵器も分解可能な優れた殺菌効果を発揮する混合酸化剤(MIOX=Mixed Oxidant)を生成します。NSPは本技術を導入し国内ニーズに合ったシステムとして提供。上下水道、プール、温浴施設、食品加工工場等、広範囲に活用可能で、人や施設にやさしく、安全で安心な水を提供します。

NSP/ABHEGC(All Biomass High-speed processing Efficient Gas Conversion)バイオマス・メタン発酵プラント技術

NSP/ABHEGC®(All Biomass High-speed processing Efficient Gas Conversion)システムプラント技術(特許第5705359号・5870342号・5870343号)。NSPが独自に開発したメタンガス(バイオガス)化技術で、原料の超微細粉砕(ナノ化)技術と、高濃度菌体濃縮維持技術の相乗効果により、短時間で高効率なメタン発酵を実現しています。

汚染浄化技術 NSP UniPure(NUP)

米国で開発され多くの稼働実績を誇る工場廃液・土壌汚染・地下水汚染の重金属類除去技術を、NSPでは NSP・UniPure®(NUP)システムとして、より日本市場の実情にマッチしたシステムとして提供しています。今後ますます強化が予想される環境規制にも対応できる技術です。

超微細粉砕化技術

ナノレベルまでの微粉砕を可能にした先進のイマージョン・ミル技術。90年近い歴史と実績を誇る米国のミリング技術を2012年からNSPが取り扱い、日本市場へ導入しています。導入にあたっては、お客様のニーズや導入環境にマッチするよう仕様をカスタマイズしています。

NSPの研究開発

2015年、岡山県リサーチパーク インキュベーションセンター(ORIC、岡山市)内に、NSP研究所を設置、当社の研究開発拠点として稼働しています。常に先を行く技術的アドバンテージを確立すべく、研究開発に弛まず取り組んでいます。

バイオマス・プラント・プロジェクトを開始する際の重要な事前ステージの一つである「トリータビリティ・テスト」(適合性試験)もここで行っています。

NSPプラント紹介

NSP/ABHEGCシステムの実証プラントを岡山リサーチパーク内に設置しています。

発酵槽:最大30㎥、有効20㎥
1日原料投入量:0.6t/日、最大1.2㎥/日

ナノグラインダーユニット(NGU)
バッチ型200ℓ

バイオガス・クリーン装置及びガスホルダー

特別技術顧問紹介

わが国のメタン発酵分野における第一人者である野池達也先生には、当社の特別技術顧問としてNSP/ABHEGCシステムの研究開発を通じてご助言、ご指導を頂き、併せて技術的検証をお願いしております。

特別技術顧問 野池達也 東北大学名誉教授

株式会社エヌ・エス・ピイのメタン発酵の高効率化技術の開発につきまして、10年にわたりまして親しくご相談に与らせていただいて参りました。

投入バイオマスの超微細化装置によるバイオガス生成量の増大、膜分離による処理液の排出の新規性のあるメタン発酵装置を、実験室で小型の反応槽による基礎実験、およびパイロット規模の実装置に近い大型のメタン発酵装置により、長年月をかけて丹念に確立したものであります。

何か問題点が生じますと、何事も徹底的に原因を究明され、私のアドバイスも真直ぐに受けとめられ、解決してこられました。NSP/ABHEGC®システムはそのような研究と努力の賜と言えます。

野池達也

野池達也
工学博士 / 東北大学名誉教授 / 日本大学大学院総合科学研究科教授 / バイオガス事業推進協議会理事

専門分野:メタン発酵によるバイオマスからのエネルギー生産

主な業績:二相分離によるメタン発酵の高効率化、有機性廃棄物からの連続的水素生産技術、二相循環による水素・メタン発酵プロセスの開発、高アンモニア濃度条件下での嫌気性消化における酸生成細菌の有機物質分解特性、窒素除去機能を備えたメタン発酵システムの開発、地域特性に対応した小規模メタン発酵トータルシステムの開発

主な受賞歴:日本下水道協会有功賞(論文賞)、土木学会論文賞、土木学会環境工学研究フォーラム論文賞、工業用水論文賞、日本水環境学会学術賞

著作・論文多数