地下水や工場廃水等の油分を効率良く分離除去
メンテナンス性に優れ(特殊メディアに付着した汚れの洗浄のみ)、水平に設置するだけのため導入も容易、しかも無動力で稼働可能な、油水分離器です。排水や地下水の中に含まれる油分を処理したいときに最適です。
- 工場排水
- 地下水の油汚染
- 機器洗浄・すすぎ水
- 産業廃棄物・処理業
- クーリングタワー
- 海洋・船舶関連 など
導入のメリット
独自の技術 – シンプルかつ高性能
- シンプルな構造で、機械的なトラブルを防止できます。
- メンテナンスの手間の大幅低減。メンテナンスは特殊メディアの洗浄のみ。
低費用 – ローコスト・ハイパフォーマンス
- 大がかりな工事は不要。水平に設置するのみです。
- 産廃処分費用の大幅カット。処理油分のみの費用となるため、大幅な削減が可能です。
- ランニングコストの大幅カット。本体は無動力のため、ポンプで通水するだけの省エネ運転が可能。消耗品もありません。
※3~5年に1度、特殊メディアを交換するのみ。
機能特性
- 油の比重が1.0より小さければ分離可能(ただし固化しないこと)
- 油粒子自体の大きさは最低でも20ミクロン以上で運用。
- 処理水中のSS(浮遊物質等)は200mg/lを超えないこと。
- 200mg/lを超えるとセパレーターの効果が低下します。
※SSが多い場合は別途SS分離装置を設置する必要があります。 - SSの条件が満たされれば、原水中のオイル濃度は最大で5%(50,000mg/l)まで処理可能。処理後の濃度は10.0mg/lまで低減が可能。
特殊構造のPVCセパレータ―
- 特殊メディアは耐久性も抜群。
- 標準の使用状態での充填剤の寿命は約3~5年。
- メディアは使用温度によって3種の温度帯から選定できます。
※標準はPVCのメディアとなります。 - メンテナンスは特殊メディアに付着した汚れの洗浄のみとなります。
オイルセパレータで処理可能な油
処理可能な油
- 鉱物油全般(ガソリン・重油・軽油・灯油・車両オイル
- マシンオイル
- 潤滑油
- タービンオイル
- 切削油
- その他水比重分離する油
処理できないもの
- 水とエマルジョン化したオイル
- 切削クーラント(水溶性タイプ)
- 動物性油(固化するため)
- 脂肪性油(固化するため)
- グリース(固化するため)
- その他固化する油
仕様
- 耐熱仕様(CPVC 91度、PP 71度)
- 耐腐食仕様(SUS 304、316)
- ヒーター内蔵仕様(スチーム・電気・その他)
※各種特殊仕様はご相談下さい
導入事例
東京電力株式会社様に納入
2011年6月、東京電力福島第一原子力発電所において、「高濃度汚染水処理システム」にNSPオイルセパレータが採用されました。
放射能汚染水の前段処理用として、汚染水の油分と水の分離工程で稼働、困難な汚染水処理作業に貢献しています。


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